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これだけは知っておきたい!喜ばれる似顔絵を描くコツ

今回はBIRDFULの「似顔絵の描き方」を全てご紹介。似顔絵のコツを知りたいという方。それからやさしい雰囲気の似顔絵を描きたいという方の役に立てる内容にしていきたいと思います。

BIRDFULの似顔絵は「やさしさ」をテーマにして描いています。

主に結婚式のウェルカムボード、長寿祝いや送別会のプレゼントとして人気で、インターネットを中心に年間1000組以上の方々から選ばれています。

画材は“水彩絵の具”“色鉛筆”そして“オイルパステル”の3種類を使用して描いています。
メインの着色のほとんどは水彩絵の具で行っています。

水彩絵の具の特徴は、水を使用する量によって仕上がりに大きく違いが出てくることです。
水が多すぎると滲んでしまったり。逆に少なすぎると絵の具が擦れてしまったり。とても扱いが難しい画材です。急いで筆を動かしたり、雑に扱うと綺麗な絵を描くことが出来ません。
反対に、優しく丁寧に時間をかけて描けばとても綺麗に発色してくれます。
水彩をもう何年も使い続けていますが、毎回描くたびに新しい発見があってとっても面白い画材です。

似顔絵 ウェルカムボード 花柄

水彩絵具の着色のコツとしては、しっかりと筆を使い分けることです。

広い面の着色には大きな筆を使う

狭い面の着色には小さな筆を使う。

当たり前のことですが、しっかりと筆を使い分けることでムラが少なくなります。色を均一に塗ることが出来るので、綺麗に仕上がります。

色鉛筆は下書きと仕上げに使用。

下書きに鉛筆を使うと紙が汚れてしまうことがあるので、色鉛筆のネープル(肌色に近い色)を使って下書きをしています。水彩で着色するとほとんど目立たなくなるので便利ですし、ネープルの色が温かい雰囲気を出してくれるので好んで使っています。

仕上げの陰影にも使っています。肌の影だったり、髪の毛の流れの表現に使用にも便利です。背景の花の部分にも若干使用しています。

オイルパステルは頬の赤い部分に使用しています。水彩だと滲みが強く出すぎてしまうことがあるのでオイルパステルを使用しています。オイルパステルはホルベインのものです。発色が良いのでオススメしています。

簡単ですがこの3種類の画材を使い分けて似顔絵を描いています。
それぞれの画材を研究しながら毎回試行錯誤、創意工夫しながら描いています。

似顔絵の練習方法

絵を描く

模写する

おすすめはとにかく模写(真似)することです。イラストレーターや漫画家の絵を模写することから始めてください。

水彩を使用しているイラストレーター、パステル、カラーインクを使っているアーティストなど人によってタッチは様々です。
模写を繰り返すことで新しい発見が出てくると思います。
この「新しい発見」が上達への近道だと思います。最も効果的なのは自分の絵のタッチとは真逆の作品を模写することです。
色々な雰囲気の絵を描けるようになっていくと選択肢が広がります。そうなると自分独自のタッチを開発していくことが出来るようになります。

パターン化する

似顔絵描きになれてきたら、今度はバリエーションを増やすことに取り組みたいものです。若者を中心に描いてきたなら、お年寄りや子どもを描いてみることや、いろいろなアングルからの顔を描けるようにすることにも挑戦できます。描ける種類が増えてくると、全体的な技術も向上しますし、より効率良く、速く描けるようになってきます。

バリエーションを増やす際のコツは、それぞれの顔のパーツをパターン化して覚えておくことです。年齢や描くアングルが異なっても、ある程度パーツの形は似通っています。それに歪みを入れたり、大きさを変えたりするだけで変化を付けられますので、基本形となるパーツを覚えておくと良いでしょう。

パターン化するための勉強法として、似顔絵アプリを参考にすると良いでしょう。顔作成アプリの多くは、多種多様な顔パーツが登録されていて、それを組み合わせることで顔を作っていくというシステムです。アプリ内のパーツを真似して描いていくことで基本となる形を習得していけるのです。あとはこれらを組み合わせ、少しの変形を加えるだけですので効率良く似顔絵を描いていくことができます。
また、年齢によって描かれるパターンも覚えておくと良いでしょう。わかりやすい例で言えば、ほうれい線や眉間のしわと言ったものです。若者の顔にこれらの線を入れるだけで、年齢が上に見えるのと同じ原理で、幾つかのパターンを覚えておけば便利です。

デフォルメする

似せる練習にオススメなのはデフォルメです。大げさに顔のパーツを強調することが似顔絵のコツだということは、多くの著名なイラストレーターが教えています。
とはいっても、実際に描いてみると、それなりに雰囲気がつかめているものの、どうもプロが描くようにはいかないな、と感じることがあるかもしれません。

プロは個性的なパーツをより効果的に強調する術を持っています。
目が大きいなら見た目よりさらに大きく描いて強調する、無精ひげがトレードマークならより面積を取り印象づける、というのは分かりやすいデフォルメのコツです。

しかし、単に大きく描くだけではあまり大きな効果は生み出せず、なんとなくという程度で終わってしまいます。そこで、プロが描く似顔絵に注目してみると、顔のアングルが巧みに計算された角度で描かれていることが分かります。つまり、強調したいパーツを見やすくなる角度から描いていたりもします。

具体例として、目に注目して強調するとします。それを下から見上げるようなアングルと描いてしまうと、あごや鼻が目立ってしまい、たとえ大きく描いたとしても目に注目がいきません。

上からのアングルで顔全体を描くと目がさらに強調されるようになります。この法則は強調したいどのパーツにも当てはまるので、覚えておくと良いでしょう。

あごをデフォルメしたいのであれば、下からのアングルがベスト。歯に注目したいなら、斜めから描いて、歯が背景に浮き出るようにするというようにするのです。

デフォルメして描くことが似顔絵の練習になるこを説明しましたが、商品にする似顔絵を描く場合、時に特徴を抑えて似せることも大切です。是非意識して練習してみてください。

漫画を手本にしてみる

プロの似顔絵師がコツを教えてくれる教材も売っていますが、まずは手軽に始めてみたいという人は、漫画をお手本にすると良いでしょう。
特に週刊の漫画はテキストとしてかなり優れています。というのも、作者によって異なりますが、似顔絵と同様にある程度シンプルな描き方をしていて、似顔絵のコツをつかみやすいポイントを押さえているからです。

たとえば、不要な輪郭線が省かれているキャラクターに注目してまねして描くと、似顔絵で重要なラインというものを知ることができます。一例を挙げると、漫画内のキャラクターによっては、目が上まぶたと目玉しか描かれていないものがあることに気づくでしょう。このように、目を描く時には下まぶたの重要度が低く、極端に言うと省略してしまっても目として見えるということを知ることができます。

プロの漫画家はこうした大事な輪郭線とそうでないものの区別がはっきりとついていて、特徴ある顔を描きつつもシンプルに仕上げる技術に優れています。こうしたキャラクターをまねして描くことで、自然と重要度の高い線の区別がつくようになり、より特徴をとらえた顔が描けるようになっていきます。また、独創性にも優れているので、まねして描いているうちに、徐々にデフォルメの仕方やポーズの描き方が身についていきます。まずは、お気に入りの漫画を手本にして練習してみるのはいかがでしょうか。

よりかわいい似顔絵を描くための工夫

画材を工夫する

自分好みの画材を見つけることはとても大事です。ひとつの画材をとっても技法や表現方法がいくつもあります。
例えば水彩絵技法には

ウェット・イン・ウェット(ぼかし)…紙をきれいな水で濡らし、溶いた絵の具を置きます
重ね塗り(ウェット・オン・ドライ)…塗った面をいったん乾かし、別の色を上から塗る方法
にじみ(バックラン)…着色後に紙が乾くのを待って色や水を置く表現方法
ドライブラシ…水をほとんど使わずに表現する方法

水彩用紙にもこだわってください。たくさんの種類があります。好きな漫画家や作家さんの使用する画用紙を取り入れるのもおすすめです。

髪の毛の描き方にこだわる

似顔絵を描く上で、意外と重要なパーツと言えるのが髪です。意外と見過ごしがちな部分ですが、髪の毛の描き方次第でかなり全体のイメージが変わってしまうので、コツを習得するのは上達に欠かせません。

では、どんなポイントに注意して描いたら良いのでしょうか。
いくつかのコツがありますが、主立ったものは輪郭と流れの2点です。

髪の毛のボリュームと形で、顔のイメージが変化しますので、まずはどれくらいのボリュームがあるかを大まかで大丈夫なので、頭の上にのせていきます。
その大きさに合わせて、少しずつ分け目や盛り具合を調整しながら描き込んでいきます。

その後は、耳にかかる髪の毛の量や目からどれくらいの距離まで下りているかを描き加えていきます。こうして髪の毛の縁取りをしていきます。
髪型
大体の髪の輪郭ができあがったら、今度は全体的な髪の毛の流れを線を引くことで大まかに表現します。直線なのか、柔らかなウェーブがかかっているか、クル クルと細かい巻きがあるのか、といった具合です。

それができたら、上から少しずつ髪の毛を詳細に描き込んでいきます。似顔絵では、全体的に髪の毛は塗りつ ぶしていくことが多いので、あまり細かく描いていく必要はありませんが、髪のツヤを色分けして表現するとより立体的に見えるので、色の変化もしくは濃淡を 上手に使い分けていくと良いでしょう。

特に、ストレートの長い髪を持つ女性の場合は、平面的になりがちなので、適度に白抜きをしながら立体感を上手に出せ るように色の変化を付けるようにしましょう。

頬に入れる赤みを工夫する

ウェルカムボード 似顔絵

頬に赤みをいれます。水彩で入れると滲みが綺麗にいかない場合があるため、写真の似顔絵ではオイルパステルを使っています。

ピンクを強調すると子供っぽくより可愛い印象に。男性は肌色に近くすることで男らしい印象になると思います。

喜ばれる似顔絵に正解はない

喜ばれる似顔絵を描くために、知っておくと役に立つ考え方があります。それは、喜ばれる似顔絵にはいくつも種類があるということです。別の言い方をすれば喜ばれる似顔絵に正解はないということです。
「人の好み」によって違います。

  • 水彩やパステルを使ったやさしい色使いの似顔絵を好む人
  • 明るく力強いタッチの似顔絵を好む人

「場所」によって違います。

  • 観光地…お祭りやイベント会場などでは面白い似顔絵が喜ばれる傾向。特徴を強調して描くことで楽しく盛り上がる。

「シーン」によって違います

結婚式や長寿のお祝い…やや特徴を抑えた似顔絵が人気傾向。BIRDFULの似顔絵もこちらで選ばれることが多い。

あらゆるシーンにおいて似顔絵のデフォルメ具合を調整出来るようになることが必要です。ひとつの例ですが、喜ばれる似顔絵を描く上でとても役立つ考え方になると思います。

まとめ、最後に…

思いつく

似顔絵の練習は大好きな絵を「観察」することから始まります。
どうしたらこんな素敵な絵を描けるようになるのかと研究することです。

色々な画材を使ったり、好きなイラストレーターの作品を模写して試行錯誤する中で
自分の理想のタッチに出会えるかもしれません。

模写している中で有名なイラストレーターや似顔絵師の絵とそっくりになってしまうということもありがちです。
しかしプロとして活動を考えている方であれば、自分の個性を身に付けないといけません。

最初はあまり凝った作風にすることは考えず、自分なりの作品を何度も何度も描き、その中で自分らしい個性を探していきましょう。
好みの作品をたくさん見たり描いたりする中で個性的な似顔絵を作っていくことができるはずです。

そうすることで、もっともっと人に喜んでもらえる似顔絵を描くことができるようになるのです。

似顔絵が上達するために大切なこと。それは相手に喜んでもらいたいと願う気持ちです。
常に興味をもって学び、研究しながら似顔絵を描き続けることが大切です。

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