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「丸い誕生日」って?ドイツの長寿祝い

ドイツ 長寿祝い ガーデン パーティ

<「丸い誕生日」という原型>

ドイツで長寿祝いを行うのか気になる人もいるでしょう。ドイツでも長寿祝いを行います。
南ドイツの農村の方では今でも行われている長寿祝いなのですが、50歳や60歳、70歳のようなキリの良いときに盛大なイベントを開催する傾向が見られます。
このことをドイツでは「Runder Geburtstag」と呼んでいます。
日本語に訳すと「丸い誕生日」という意味合いがあります。

<丸い誕生日には何を行うの?>

ドイツでは丸い誕生日になると、農村を中心に敷地内の垣根のところに色々なカラーの風船を飾ります。
そして、紅白の短冊を付けて一本杉が門の前に建てられます。この一本杉は、一般的には4~5メートルの高さになるものが多いので、かなりの存在感があります。
しかも、玄関のところには時速制限の交通標識が立てられるという、ドイツならではの風習が。
この時速制限標識ですが、誕生日を祝う高齢者の年齢になり、誕生日の当日には、中庭や納屋、ガレージなどに大きなビアガーデン用のテーブルを並べていきます。
親族や近所の人、知り合いなどがテーブルに多数集まって、祝辞を述べていくのです。
祝辞のお礼として、誕生日を迎えた高齢者は飲食を並べふるまいます。
バイキング形式で、お祝いに訪れた人は好きなものを好きなだけ飲み食いすることが可能です。

<風船を掲げるのはなぜ?>

ドイツの丸い誕生日では、風船を掲げると紹介しました。
このようなことを聞くと、日本人は「大の大人の誕生日の割には少し子供っぽいのではないか?」と思うかもしれません。
しかしドイツでは風船が重要なキーポイントになります。現在では風船というとゴム製のものをイメージするでしょう。しかし昔は豚の膀胱を使っていたのです。
ドイツでは、伝統的に何かお祝いごとがあると、周辺の人に豚を大盤振る舞いするという習慣がありました。
ですからその名残として風船が出てくるわけです。

<数日間にわたることも>

誕生日に参加する人は、仕事の合間を縫ってお祝いをする形になります。
そのため1日だけの誕生日パーティーだと、なかなか都合がつかないという人も出てきます。
できるだけ多くの人に長寿のお祝いをしてもらう場合、スケジュールの都合のつきやすいように数日間誕生日のお祝いをすることもあるといいます。
自分のことを大切に思ってくれている人に、長寿のお祝いをしてもらおうという姿勢がドイツにはあるのです。

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